B‐3〈愛犬家からの相談による実験結果及び大型犬用平首輪〉
犬種 シェパード 牡 2才6ヶ月 体重38kg
飼育の状態 番犬として飼育するため運動や散歩以外は鎖でつないで飼育。
鎖はステンレス製の太いチェーンを使用しているので切れることはないが、首輪は革製やナイロン製などいずれも製品として販売されている物を使用して、大型犬用(一番最強の首輪)でも1〜2週間程で破損している。
以上のような現状をどうしたらよいか愛犬家が相談に来られ、今までの経過や破損の状態、破損個所などを聞いた結果を書いてみました。
また、人の出入りがあるのでいつ切れるか心配など、このような相談は過去多くの愛犬家の声として届いています。
※各首輪の経過及び実験結果
A) 革製平首輪の場合の破損状態
(1) バックルを止める穴が広がり破損して切れる
(2) バックルの金具が曲がってしまい穴から外れる
(3) ミシンで縫製した場所の糸がほつれて取れる
(4) 金具を止めるリベッドが取れる
B)ナイロン製平首輪の場合
幼犬の頃は使用したがその後極度に大きい首輪が見つからず使用していない
C)ステンレス製(チェーンカラー)の場合
鎖で長期間使用すると首の被毛が切れることと犬が首を下げると首から抜け落ちるので使用しない
D)バックル不使用穴あきロープ首輪の場合 (松本作;特許意匠取得済み)の使用実験結果
※ロープ直径8ミリを使用
(1) 使用してから6ヶ月時点では使用初めの時と全く同じ状態
(2) 使用して1年時点では少し汚れはあるものの使用初めの時と同じ状態
(3) 1年以上使用しているが汚れはあるものの破損は見られない
(4) 2年が過ぎたが、現在の状態はザイル本来の色が日焼けのせいか色あせや汚れがあるものの破損は全くない。交換する為の穴あきロープカラーを用意しているものの、どの時点で取り替えたら良いか迷っている状態