soflock - 人と犬とを柔らかくつなぐ ソフロック - ザイルを使った手作りのリードと首輪

A‐2〈 カラーとリードの使い方を国内外で見た意識の違い 〉

1)  今まで自分の目で見た範囲では、その国の歴史により犬を飼う風習や習慣に於いて法律などの違いがありました。
 国外ではカラーやリードを全く見ることがなく、解き放した状態でも犬を思いやる国や、リードを手に持ったり肩に掛けていたりしてファッションとして持ち歩いて街の中や公園などで、ノーリードで運動をさせたり散歩をしている国がありました。
 喫茶店やレストランなど犬と同伴で入れる店も多く見られます。(これは国内でも多くなりましたが)
 公園などで犬がフンをしてそのまま立ち去っても、犬のフンを片付ける専門の係員がきて片付けるのも見ました。
 知らない犬にむやみに声をかけない、触らないなど犬と人との距離間や犬に接するマナーなど国全体が犬という動物を理解し、人間社会が犬の目線で考えている国がありました。
日本は犬を飼育する上でカラーやリードはどこへ行くにも必要不可欠です。その必要性は世界中で一番であるかもしれません。
社会的に犬の飼い方や接し方を考える意識の違いは各国様々です。 

2)  現在の国内のペット業界を見ると、目覚ましい発展に驚くばかりです。
 この数十年の間に、これだけ動物を考える次元が変わった国はないと自分は思うと共に、最近では動物に対する法律の面や、動物愛護、保護などが充実し、人間と同じ、いや、それ以上に大切に飼っている人が多いことにびっくりします。
 また、現在はペットを飼う方法や扱いはまるで変わり、ペット用具などは人間の子供と同じく何でもありますが、五十年位前には家の中で犬を飼うことや、犬に服を着せることなどはバカにされる時代がありました。今では家の中で犬を飼って服を着せて可愛がる時代になりました。

3)  今から四十年位前までは、畳のヘリや麻縄や作業用ロープそのままのものをリードとして使用している愛犬家が見られましたが、現在では時代の流れのせいか、世代間が変わったせいかにより、全く見ることはなくなりました。
 上記の物は、丈夫さや用がたせる意味では充分ですが、見た目や機能性に欠け今の時代では通用するものではないでしょう。
 現在の犬具は多種多様の物があり、色彩の面でも機能性でも工夫され、優れたものがたくさんありますが、自分としても丈夫さや機能に優れ、こだわりの持てる多彩なデザインなど、愛犬家が安全に散歩や運動そして躾や訓練などができることを楽しく感じるカラーやリードを製作していきたいです。