C‐③〈カラーの使い方と選び方〉 カラーもリードと同様に使用目的に合わせ運動・散歩・しつけ・訓練などの用途によってタイプを使い分けると便利です。 機能や構造によって人の手や犬の首にショックの少ないタイプと、人の意志が即座に伝わる伸縮性のないタイプがあります。 また訓練に使うタイプのカラーやリードを使用する際は次のようなことを心がけて訓練してください。 犬の習性や性格などを理解することと、人為的に与える感覚や刺激などを基礎として良いタイミングにより一定の動作を習慣づけることにより、人に対し服従心を持たせることが訓練だと思います。又、訓練は成犬でも根気よく続ければできますが、できれば幼児期のしつけや成長期の段階の訓練を進めます。 しつけや訓練は、犬が人間社会で生きる為のルールやマナーだと思います。 【カラーの種類と特徴】 ① チョークタイプ   運動や散歩などに使用できますが、特にしつけや訓練に使用する方が多いタイプです。 但しこのタイプは使う方法が大事で、犬が引っ張った際に首が締まることだけで強制できるものではありません。 ひもを引く際に瞬発的にショックを与え、手元に犬が戻った時には充分にほめることを反復すること(賞と罰)をタイミング良く繰り返すことにより犬が学習するものです。それを心がけて訓練に使用してください。 ② ハンドラータイプ   普段首輪を付けずに室内又は犬舎などで飼育し、散歩・運動・しつけ・訓練などで野外に連れ出す場合に犬の首に合わせ簡単に付け外しができるタイプです。 特に犬種やタイプの違う複数の犬を扱う人にとって便利で、トレーニングなどに最適な首輪です。 ③  固定タイプ 犬の頭にくぐらすことなく簡単に巻きとめるだけのタイプです。 犬の首の太さに合わせた位置で一定のきつさに保持することができ、特に首を抜く癖のある犬などには便利で安全なタイプです。 ④  平首輪タイプ 首輪の中でも一番ポピュラーなタイプです。 運動や散歩などにも使われ目にすることの多いタイプで、一般 的には日常の生活においてファッション感覚で付けている人も多いかもしれません。特に野外で飼育する場合の首輪としては最も適していると言えます。又、ひもをかむ癖のある犬にとってもこの首輪が最も安全なタイプです。 1