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C‐A〈リードの使い方と選び方〉

  1. リードの太さと長さや機能についてですが、リードの太さについては特別決まりがありません。必ずしも犬の大きさや体重で決まるものではないと思います。あくまでも犬の性質や性格そして日常の行動を判断することと、飼い主の立場を重視したリードを選ぶことが必要だと思います。
    例え大型犬であってもノーリードで行動できる犬はたくさんいますが、日本の法律では必ずリードを付けなければなりません。
    飼い主と犬との絶対なる信頼関係があれば、見た目に細いリードでも強固なリードを使用すれば十分だと思います。

  2. 犬の運動や散歩に使用するリードの長さは、犬の体高や飼い主の立場や好みにもよりますが、しつけや訓練を目的に使用するリードは多少の個人差があるにしろ130〜140p位が使いやすいと思います。
    訓練は基本的な訓練科目から始めます。紐付脚側行進、停座、伏臥、立止、待て、障害飛越、招呼などすべて紐付の状態から教えますが上記の長さが必要です。
    犬の団体名は犬種により違いがありますがそのドッグショー・展覧会などでは、ショーマナー・トレーニングの中でショーリードとして通常の長さの物を使用したり、一部の犬種では長めの180〜200pのものを使用しているハンドラーの方がいます。
    服従訓練、足跡追求などの訓練に使用する場合は5〜10m位のロングリードを使用していますが、公園や河川など広い場所で開放する場合は多少太めのロープが良いと思います。
    犬が小型・大型に限らず広範囲に行動する場合は反動が大きくなり、とっさに手でロープを持つことで手にやけどをする人がいます。その場合は足でロープを踏みつけて止めるなどの方法が安全です。

  3. リードの機能として、特にしつけや訓練に使用する場合、リードは人の意志が犬に時機を失うことなく伝わる伸縮性のないリードが使われますが、手や足の力に自信がない方や不安な方にはリード全体がすべりにくい構造のタイプや伸縮性のあるリードを使用することで犬の首や人の手にショックが少なくなり楽に運動や散歩をすることができます。
    またリードのどの位置にもカラビナやグリップを取り付けられる機能を持ったリードであれば、とっさの引っ張りにも耐用ができ安全に運動や散歩が楽しめると思います。